[鹿児島県]81年間海に 旧海軍の戦闘機「紫電改」引き揚げ「何を思って戦ったのか」
2026/4/10(金) 09:40
太平洋戦争末期、鹿児島県阿久根市沖に沈んだ旧海軍の戦闘機「紫電改」。81年の時を経て、4月8日、海から引き揚げられ、その姿を現しました。

太平洋戦争の名機「紫電改」の引き揚げ、非常に胸が熱くなるニュースですね。
1. 「重さ」ではなく「命」を吊り上げる感覚
通常のクレーン作業と今回のような沈没機は全く別物ですね。80年以上も海中にあったアルミ合金は、驚くほど脆くなっています。少しでもバランスを崩したり、一点に荷重が集中したりすれば、一瞬で機体が崩壊してしまいます。水中から空中に抜ける瞬間、機体内部に残った水や泥が「不規則な重し」にもなります。この「水切れ」のタイミングを見極める操作は、まさに職人芸です。
2. 指先に伝わる「81年前の記憶」
レバーを操作する運転士の指先には、ワイヤーを通じて機体の抵抗が伝わってきます。そんな使命感で、おそらく呼吸を止めるような極限の集中力だったのではないでしょうか。紫電改のシルエットが海面に現れた瞬間、運転士の安堵感は計り知れないものがあったでしょう。
3. 吊り上げられた「紫電改」の技術的価値
紫電改は当時、米軍の戦闘機と対等以上に渡り合えた数少ない機体です。その無骨ながら洗練されたフォルムには圧倒されます。速度に応じて翼の角度を自動で変える、当時としては超先進的なメカニズムを持ち、エンジンは 2,000馬力級の「誉」エンジンでした。
これらが形を留めたまま揚がってきたことは、日本の航空技術史、そして戦後を築いたモノづくりの原点を見つめ直す機会になります。
無事に引き揚げを完遂した現場のクレーン運転士、潜水士、関係者の皆様のプロフェッショナリズムに、心から敬意を表します。
紫電改を吊り上げる様子はこちら▽[引用元 / MBC南日本放送]
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